第五回文学フリマ

お久しぶりです。
まもなく第五回文学フリマですが、「ヘリオテロリズム」としてのサークル参加、並びに新たな同人誌の発行は行いません。
今回は、西東"nauboo"ノブさん(id:nauboo)が「まったりCafe」としてサークル参加、フリーペーパーの配布を行うので、それに便乗して「ヘリオテロリズム」の既刊の委託販売をお願いすることになりました。
フリーペーパーは、DTPで参加しております。
当日は売り子としてスペースにいる予定です。お気軽にお立ち寄りください。

高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』

優雅で感傷的な日本野球 〔新装新版〕 (河出文庫)

優雅で感傷的な日本野球 〔新装新版〕 (河出文庫)

第一回三島由紀夫賞受賞作が新装版で再登場。

 わたしはここにこうして静かに座って本を読んでいる。ここはわたしの部屋で、およそ二万冊の本と茶色いオス猫が一匹いる。猫の名前は『365日のおかず百科』だ。

優雅で感傷的な日本野球』は私がはじめて読んだ高橋源一郎作品で(遅れてきた読者なのです)、この一文が高橋源一郎の文章とのファーストコンタクトでした。図書館で手に取って最初の一文を読み、思わずにやりとしたことを今でも憶えています(その後、購入しました)。そんなわけで、『ジョン・レノン対火星人』、『さようならギャングたち』とはまたちょっと違った思い入れがあったりします。自称高橋源一郎ファンの私ですが、「傑作」という表現を使うことにためらいを覚えないのは、ごく限られた数作品に対してだけです。そして、この『優雅で感傷的な日本野球』は、その「傑作」と表現することにためらいを覚えない作品のひとつなのです。
たとえ野球に興味がなく、野球の知識がなくても、この作品を楽しむのに何の問題もありません(実際、私もほとんど野球に興味がありません)。

新たに巻末に付された「新装版へのあとがき」は、いまだに高橋源一郎が「内輪の言葉」と批判されたことにわだかまりを感じているらしいことをうかがわせて、なかなか興味深い内容でした。

そういえば、一時期私の身近で、この作品に登場する「漢字をとばして平仮名だけを朗読する女」のまねをするのが流行ったことがあったなぁ。

MYSCON7

参加者名簿が公開されました。私も参加します。同人誌もちょっとだけ持っていきます。
ところで、参加申込のフォームでは「昨年読んだ本の中のbest」は「今年面白かったミステリ」になってましたよね?(2006年1月刊行の『アムネジア』と回答したことへの言い訳)

最近は

もっぱら『FF12』をやっています。8〜10はどれも5時間もプレイしないうちに挫折しているんですが、これはおもしろいです。レベル上げが楽しい。現在、プレイ時間は38時間を超えて全員レベル33。

同人誌委託販売のお知らせ

4月2日に開催される同人誌即売会「岩漫」(http://www.ganman.info/)で委託販売をしていただけることになりました。委託先は、「ヘリオテロリズム」Vol.3に作品を寄せていただいた「Quantum Educational Device」の踝祐吾さん(http://qed-jp.com/)です。

「文学フリマ in なごや」終了

26日(日)は名古屋で開催された「文学フリマ in なごや」に参加してきました。お買い上げいただいた方、誠にありがとうございました。

当日、会場で配布したチラシのPDFをアップしておきます。

情報量は意図的に少なくしたんですが、いくらなんでもこれは少なすぎだろう、と後で自分でも思いました。

これで同人誌「ヘリオテロリズム」にかんしては一段落という感じです(まだ在庫は結構あるんですが)。