2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

夏コミ

久しぶりにサークル参加を目論んでいたのですが、あえなく落選……。

「まったりCafeミーティング」Vol.4

id:nauboo:20040518#p2 今回も参加します! しめきりは6月3日(木)ということなので、お申し込みはお早めに。

小倉千加子『結婚の条件』

同居人が図書館で借りてきたのを何げなく手にとって読みはじめたら、おもしろくてそのまま最後まで読んでしまった。 amazonのカスタマーレビュー(全24件) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/402257884X/customer-reviews/ 高橋源一郎…

知識と想像力で描く近代ヨーロッパ

http://www.bunshun.co.jp/jicho/satoaki/satoaki01.htm 佐藤亜紀インタビュー。 ――そもそも「感覚」という設定を考えられたのは、どうしてなんでしょう。 佐藤 きわめて古典的なかたちでテレパシーの話を書きたかったんでしょう。ただしテレパシーを書くに…

佐藤亜紀『天使』『雲雀』

『天使』読了。そして、再び『雲雀』を読みはじめる。 『天使』は改めて読み直してやっぱりおもしろかった。「説明」を排した語り口、一種の「超能力」である「感覚」の表現が素晴らしい。キャラクタとしてはコンラート、ライタ男爵といった不良親父どもがか…

金井美恵子『目白雑録』(ひびのあれこれ)ISBN:4022579234

6月17日発売予定。 amazonの書誌情報だとタイトルが『日々雑録』になってますが、正しくは上記のとおり。 朝日新聞社「一冊の本」の連載をまとめたエッセイ集。 正直なところ、最近の金井美恵子の小説はちょっと苦手なんですが、エッセイは相変わらずおもし…

佐藤亜紀『雲雀』

前作を読んだのは2002年12月だから、そんなに昔のことというわけでもないのに、登場人物や物語の細部をすっかり忘れていて、先立って『天使』を読み直しておくんだったと後悔した。上記の解説ページの存在を知ったのも『雲雀』を読み終えたあとだった。とい…

佐藤亜紀『雲雀』

「感覚」と呼ばれる超能力を備えた人物たちの戦いを描いた『天使』(ISBN:4163214100)と世界観、登場人物を共有する作品をまとめた短編集。「別冊文藝春秋」に発表した3篇に書き下ろし1篇を加えた4篇を収録。 登場人物、時代背景、および作品の時系列につい…

(ほぼ)回復

あとは咳と喉の痛みがおさまってくれれば。 ところで、最近ののど飴って「シュガーレス」ばかりで驚いた。普通に砂糖を使っている飴のほうが選択肢が少ないなんて、なんか間違っている気がする。今回の風邪ではノーベルの「はちみつきんかんのど飴」ばかりを…

〈館シリーズ〉再読

9月発売予定の『暗黒館の殺人』にそなえて、気分を盛り上げるために〈館シリーズ〉を再読することにした。なんだかんだいって、綾辻行人のファンだ(った)し。 刊行順通りに、まずは『十角館の殺人』から。今から読みはじめれば、いくらなんでも間に合うだ…

風邪

だめだ〜。回復しない。おまけに結膜炎を併発してしまった。寝て起きると睫毛がくっついてばりばりになっている。 市販の薬の限界を感じて、今日は午前中仕事を休んで病院に行ってきた。薬をいっぱいもらった。 というわけで、復活まではもうしばらくかかり…

近況

先週から、朝、目を覚ますと、喉が痛くて、咳は出るし鼻水は出るし、症状が悪化する前に身体を休めておこうと思って早めに寝ることを心がけていたんだけど、その甲斐もなく週末になって発熱してしまい、金曜日はなんとかいつもどおり出勤したものの、土曜日…

追記

上の記事に『仮題・中学殺人事件』からの引用を追加しました。 その後、広辞苑を調べてみたのですが、一般的な「つぶあん」という言葉には上記の定義による「つぶあん」と「つぶしあん」の両方が含まれると考えるのが妥当なようです。

「つぶあん」と「つぶしあん」

「(前略)まんじゅうもあるわ。ただしこれ、つぶしアンよ。薩次くん、こしアンの方が好きだったからしら。ならツブツブのとこ、私が食べたげる」 辻真先『仮題・中学殺人事件』(創元推理文庫)P.11 という文章を読んで、あれ? 「つぶしアン」というのは「…

aquapolis掲示板

http://6020.teacup.com/tsuhara/bbs たいへん盛り上がっております。 肝心の図書館関係の議論は置き去りにされていますが。

「政治的」な文章

高橋源一郎は、朝日新聞紙上にて発表した「どこかの国の人質問題」について、4月29日付の日記(アップされた日時とはずれがある)で、以下のように書いている。 http://www.plays.jp/adiary/diary8.cgi?id=gen1rou&action=view&year=2004&month=4&day=29#4_29…

高橋源一郎『文学なんかこわくない』

上記の高橋源一郎の日記を読んで、『文学なんかこわくない』に収録されている「文学の向う側I」「文学の向う側II」を読み直す。書影は文庫版だが、手元にあるのは四六判(ISBN:4022572981)なので、以下の引用のページ数も四六判に準じる。 「ねえ、きみ。そ…

舞城王太郎「矢を止める五羽の梔鳥」(「新潮」6月号掲載)

正直なところ、最近の舞城王太郎の小説は読んでもおもしろいのかそうでないのかよくわからなくて、もやもやした説明しがたい奇妙な感覚が読後に残る。この作品もそうだった。 文体が微妙に変わっていて、ちょっと佐藤友哉っぽい? と感じたんだけど、気のせ…

「図書貸与権」の問題

http://6020.teacup.com/tsuhara/bbs 津原泰水公式サイトの「aquapolis掲示板」で、小林泰三をまじえて「図書貸与権」の問題が議論になっている(というか、まだ「議論」にはなっていなくて、作家側の立場表明が行われている)。 そうか、『ルピナス探偵団の…

佐藤友哉「死体と、」(「新潮」6月号掲載)

ツッコミどころはないけど、さらっと読んで、特に残るものもない。文体、視点の処理、題材、展開、書き出し、結び、などそれぞれ工夫しているのはわかるし、それぞれ工夫の結果としては「悪くない」と思う。強いて問題点をあげれば、描写が弱いということだ…

A・ルーミス著/北村孝一訳『やさしい人物画』

別に趣味で描いているぶんには現状でも構わないといえば構わないんだけど、せめてもうちょっと自由に人物を描けるようになりたいなあ、と思って買ってみた。いや、思うだけなら今までもずっとそう思っていたんだけど。

三浦俊彦『論理学がわかる事典』

http://members.jcom.home.ne.jp/miurat/ronri-j.htm 実はまだ読み終えていない。 通勤電車のなかで読んでいるんですが、今日の帰宅途中、電車を乗り過ごしてしまった。熱中していた、というよりは、本の後半に入って頭の処理能力が追いつかなくなり、周囲の…

熱川バナナワニ園

http://www4.i-younet.ne.jp/~wanien/ 以前から一度は行ってみたいと思っていた憧れの「バナナワニ園」を初めて訪れた。感無量。バナナとワニだけでなく、レッサーパンダもいた。あと、子どものころに読んだ本で「子どもが乗れるくらい大きい」と書かれてい…

黒根岩風呂

http://www.hokkawa-onsen.com/kurone/kurone.html 北川の海岸には露天風呂があって、宿の宿泊者なら無料で入浴できる。混浴だけど、バスタオルを巻いての入浴も可。 風があって湯気が流れていたせいか、湯があまり熱くなかったせいか、普段ならレンズが曇る…

旅行に行ってきました

同居人と伊豆に一泊の旅行に行ってきた。 泊まったのは北川(ほっかわ)にある夫婦2人で営業している小さな旅館。他の宿が満室で予約がとれなくて、宿泊代も比較的安いし、まあ、ここでいいか、という感じで決めたのであまり期待していなかったんですが、夕…

よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』1巻 ISBN:4403617492

笑った。むちゃくちゃおもしろい。 白血病を克服した主人公・花園の高校生活(友情、家族愛、オタクネタ入り)を描いた学園マンガ。友人、教師、家族など、それぞれどこか非常識な側面を持つ登場人物がたいへん魅力的に描かれている。 「どーして屈辱の「辱…