舞城王太郎「矢を止める五羽の梔鳥」(「新潮」6月号掲載)

正直なところ、最近の舞城王太郎の小説は読んでもおもしろいのかそうでないのかよくわからなくて、もやもやした説明しがたい奇妙な感覚が読後に残る。この作品もそうだった。
文体が微妙に変わっていて、ちょっと佐藤友哉っぽい? と感じたんだけど、気のせいかもしれない。
舞台は西暁。「あの男」が登場してます。いや、細かい整合性を確認していないんで、同姓同名の別人かもしれないけど。
ケムリズムの舞城辞典(http://maijyo.vis.ne.jp/w-main.html)をざっとチェックしてみると、他にも既出の名前が見つかった。そういう意味では、ファンは要チェック。