「ヘリオテロリズム」Vol.3執筆者紹介

素晴城 路安さん

  • ライトワーズ・グッドテイルズ
  • 「ピギィ・オルタナティヴ2047 [次々と豚]」
    • ――童貞を捨てたら、そこは雪国だった。
    • ハロー、完全なる世界(パーフェクト・ワールド)。こちらは相変わらず欠けたるところばかりです。見渡すかぎりの豚。豚ばかりの豚世界です。ブヒブヒ。……亡き女性の面影を追い続けてしまった、とある青年の物語。

市川憂人さん

  • Anonymous Bookstore
  • 「永遠(とわ)なる君(きみ)は血の真紅」
    • だから私はここにいる、最後の吸血鬼を狩るために。
    • 百年前に滅んだはずの吸血鬼。病に伏した娘を救うため、研究所の地下から逃げ出した最後の一体を追い、私はひとり廃都市に足を踏み入れる。しかし――運命に弄ばれる父と娘の物語。

高橋百三さん

  • stickyend
  • 「冷たい土」
    • ただあるだけの自分。
    • 夕立。泥濘。娘を溺愛する父親。庭を弄り続ける母親。「私」が選んだ最後の行動は……。

鈴木知友さん

  • 見下げはてな
  • 「虫の箱」
    • 一仕事終えたあとのビールは格別だ。
    • プロジェクトが終わった。ひとり祝杯を傾けるべく町に出たおれは、とあるバーで奇妙な男と出会った。ビールは美味しい。

小田牧央さん

  • *the long fish*
  • 「ミッシング・アンダー・ザ・サン
    • ナンシー、僕が治るってどういうこと?
    • 新薬の被験者となった少年。一時は回復するかに見えたが、原因不明のまま廃人へと変貌していく。少年を担当する精神科医のナンシーは、脳科学の世界的権威である父の助力を受ける。老科学者がだした驚異の答えとは。

いづるさん

  • Rivers and Bridges
  • 「ギターなんて誰でも弾ける」
    • それは世界が変わった高貴な一瞬だった――。
    • それはカート・コバーンがまだ生きていた時代。特に目的もなくギターの練習に明け暮れていた僕はある日クラスメイトの秘密を握ってしまう。その代償として僕が要求したのは、ギターを教えてもらうことだった。

三澤未来さん

  • 本家『Fortune』
  • ブログ『Fortune』
  • 「どるみぃ」
    • ワタシヲミナイデ…
    • 小学生の女の子と、その担任教師。相次いで自殺を遂げた理由を追う二人の刑事。残された一台のノートパソコンは何を語るのか。

踝 祐吾さん

  • Quantum Educational Device
  • 「廃棄された者の幸せ」
    • 馬鹿どもの世界で語られる、くそったれな物語。
    • 『ゴミの街』に住む俺は『幸運の男』とか言うヤツに出会った。圧倒的な暴力だけが支配する街で俺は何を望むのか。 くそったれな世界で綴られる、畜生のための三文小説。

近田鳶迩さん

  • The Neverending Mystety BLOG
  • 「リテイク」
    • 過去に戻った男は、「失敗作」の人生をやり直せるのか?
    • バーで出逢った奇妙な女が差し出した機械は、なんと本物のタイムマシンだった。三十六歳の精神で二十年前に戻った男は、「どうってことのない人生」をやり直そうと考えるのだが――

キセンさん

  • 嘘とモラトリアム
  • 「飲酒少年院」
    • どうして、僕はこんなところにいるのだろう。
    • いつのまにか、法律が変わっていた。昨日まで許されていたことが、許されなくなっていた。未成年であるのに酒を飲んだ、という理由で送られた「飲酒少年院」、そこで僕は……。

松本楽志さん

  • 天使の階段
  • 「宇宙探偵ザイザー7の事件簿 セピアブルー過去発掘場第三ゲート」連載第二回 最終回
    • ついに完結! ミステリの銀河に浮かぶ黒色矮星!(見えません)
    • 宇宙一迷惑な探偵、ザイザー7とその助手が掘り起こした一台のパソコン。そこにはかつて地球で起きた小銭にまつわる妙な事件が記録されていた。壮大なスケールと日常の謎が華麗にすれ違う!

秋山真琴さん

  • 雲上回廊
  • 雲上四季
  • 「メタ探偵の溜息」後編
    • 永遠の十一歳が招く、終わらない塔の物語の終わらない終わり。
    • 幾度も繰り返される殺人劇。永遠という長さの幕間を経て、遂に到達する最終幕。白衣の探偵が暗闇塔屋上に立つとき、少女は永遠へと昇華する。――暗闇塔三部作、完結!

丼原ザ★ボンさん

  • 宿痾
  • 「百億の秋に、千億の愛を 劇場版、ほか1本」
    • 「本当にこれでいいの?」と、そらけいさんは呟いた(嘘)。
    • これまでは凡て前フリだった――。期待を裏切り、予想に応える。准文楽の極北にして、ド真ん中。その集大成にして一つの終局は、なんと劇場版だった。終わらない小説は、如何にして終わるのか? ほか一篇収録。

そらけい