胃カメラを飲んできた。

5月に風邪をひいて以来、風邪が治ってもときどき咳き込んでしまう症状がなくならなくて、まあ、煙草をすっているから喉が痛んでいるだろうし、あるいは、咳が出るのが電話で話しはじめようとした拍子だったり、混んでいる電車の中だったりする場合が多くて、どちらも比較的苦手な状況だったりするので、精神的なものもあるのかなぁと思っていたんだけど、さすがに3カ月以上も改善する気配がなく、胸の中央にちりちりとした痛みが出はじめていたので、病院に行って診察してもらったら気管ではなく食道の問題で、逆流性食道炎だと診断された。食事のあとすぐに横になったり慢性的に胃を圧迫していると、胃が食道に逆流胃液が食道に逆流してしまい、胃酸に対して耐性がない食道が炎症を起こしてしまう一種の生活習慣病らしい。でも、別に食事をしてすぐに横になったりはしてないんだけどなぁ、と思ったんだけど、夜更かししているといろいろとつまみ食いをすることが多くて、食べてからあまり時間が経たないうちに寝てしまうので、確かに「食べてすぐに横になっている」のだと気づいた。胃酸を抑える薬をもらい、胃に負担をかける油ものを避けて、寝る前に食べるのをやめて、寝るときに上半身を高くして寝るようにしている(頭を低くしていると、胃液が逆流しやすいから)。念のため、内視鏡の検査をしてもらうことになって、今日、初めて胃カメラを飲んできた。ひどく苦しいと噂には聞いていたんだけど、液体で口に含むタイプの麻酔と注射の麻酔を併用したので、想像していたよりかなり楽だった。というか、まったく苦しくなかった。胃の中で内視鏡がぐりぐりと動いている感触がちょっと気持ち悪いくらい。胃に潰瘍が自然治癒した痕跡が見つかった以外は特に問題はなく、一応、生体組織診断をするために組織の一部を採取して、検査は終了。「がん」だったらどうしよう、とちょっと心配だったんだけど(逆流性食道炎食道がんの症状はよく似ている)、安心した。いや、ろくに保険に入っていないから。