すが秀実・渡部直己『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』

ISBN:4872331435
上記で取り上げられていますが、私が「小説の感想」を書くときのスタンスは、かなりこの本の影響を受けているのではないかと(自分では)思っています。
関連本として、

文学史上初めて小説をマルバツ式で採点し平成文壇を震撼させ、〈電通的〉感性に浸蝕された文学の現状を批判して話題騒然の、"愛と罵声"の文芸時評

渡部直己『「電通」文学にまみれて』(太田出版ISBN:4872330676

月々の文芸誌掲載全作品を取り上げて、縦横2軸の座標による仮借ない採点を施し、文壇内外に賛否激論の渦を巻き起こしたスーパー文芸時評を単行本化。疲弊・逼塞のニッポン文芸の急所を穿つ、最良の診断書である。

すが秀実文芸時評というモード』(集英社ISBN:4087740218
の2冊もたいへんおもしろいです。
自分の好きな作品(/作家)がけなされるのを読むのが嫌い、という方にはおすすめしませんが。