購入本

渡部直己『かくも繊細な横暴 日本「六八年」小説論』、すが秀実『革命的な、あまりに革命的な 「1968年の革命」史論』、小川勝己『ぼくらはみんな閉じている』購入。
渡部直己すが秀実の著作は上記の話題とはまったく関係がなく買おうと思っていたんだけど、書店で思い出すきっかけになったのは確か。68年といえば、「重力02」もまだほとんど読んでいない。
庄司薫の「赤白黒青四部作」も、その意図がなかったとはいえ、一連の文脈とまったく無関係ではないんだよな(「重力02」の「六八年を知るためのブックガイド」には『赤頭巾ちゃん気をつけて』が取り上げられている)。
しかし、神楽坂の駅前にある「町の本屋さん」といった雰囲気の小さな書店は、新潮社が近くにあるせいなのかあるいは単なる店主の趣味なのか、すが秀実『革命的な、あまりに革命的な』を10冊くらい平積みにしていて驚いた(あと、なぜかブローティガンの詩集を常備しているので、私はすべてこの書店で買った)。