21世紀文学の創造別巻『日本語を生きる』ISBN:4000267108

谷川俊太郎高橋源一郎平田俊子の3名が、「言葉のトライアスロン」に挑戦する。

言葉のトライアスロン・ルール

  • 小説、戯曲、詩の3形式をそれぞれが自由に定義して1作ずつ書き下ろす。
  • ただし、それぞれに何らかの形で「56歳、男性、高田さん」を登場させる。

どの作品もとてもおもしろかった。特に谷川俊太郎の「戯曲」は舞台で観てみたいと思った。
高橋源一郎の作品は、若い頃、突然仕事をやめて「引きこもり」になった「56歳、男性、高田さん」の話。笑えて泣ける。でも、「詩」は蛇足という気がしなくもない。