麻耶雄嵩『鴉』ISBN:4877289402

『螢』がわりとおもしろかったので、以前から再読しようと思いつつ果たせていなかった『鴉』を読み直している。でも、なかなか読み進められない。初読のときもあまり印象はよくなくて、再読すればまた違うかも、という期待を抱いていたんだけど、やっぱりあわないっぽい。作中に用意されている「謎」にまったく興味を持てないのが致命的。残り半分。がんばって読むべきか、あきらめて他の本を読みはじめるべきか。
どうも私は麻耶雄嵩のファンというわけじゃなくて、『夏と冬の奏鳴曲』が好きなだけみたい、と今さらながら気づく。