プチ同窓会

中学三年生のころの同級生2人と一緒に、当時の担任の先生と会って飲んできた。

先生は当時は27歳で、現在44歳。僕たちは当時15歳で、現在32歳。
現在の僕たちよりも当時の先生のほうが若かったのだ、と思うと何だか愕然としてしまう。
先生は僕たちが在学中(だったか卒業してまもなくだったか)に結婚して姓が変わっている。もちろん、僕たちにとっては旧姓のほうがなじみ深い。
もともと童顔なせいか、17年前と容姿はあまり変わった印象はなかった。多少、顔にしわが増えたくらい。待ち合わせ場所の店に入って来て、すぐにわかった。声も変わっていなかった。
お互いに近況を報告しあった。いろいろな話をした。
先生は理科の担当で、いつも学校では白衣を着ていた。いまでも着ているという。さすがだ。
当時、僕たち生徒の保護者は先生よりもずっと年上だった。今では、ほとんど同世代か、あるいは先生のほうが年上になる。自然と、保護者との関係のあり方も微妙に変わってくるという。当たり前の話だけど、特に学校という場では、そういった関係の相対的な変化が顕著になるのだと気づいてとてもおもしろかった。

しかし、先生は本当に44歳には見えなくてびっくりした。体型が変わったり、髪が薄くなったりしていないからなんだろうけど。