SEGA『龍が如く』

龍が如く

龍が如く

すっかりゲームには縁遠くなっていたんですが、この濃厚な「セガ臭さ」(「男臭い」とか、そういう感じ)は、嗅覚の鈍くなった私の鼻にもしっかりと届きました。
そうだ! 今の生活に足りないのは「セガ」なんだよ!
というわけで、地雷を踏む覚悟で発売直後の休日にゲームショップに買いに行ったら、意外にも「ファミ通プラチナ殿堂入り」のシールが貼ってありました。えー。普通に「よくできたゲーム」だったりするんだろうか、と逆に不安を覚えテンションがさがるのを感じつつ、いやいや、セガに限ってそんなことはない、と自分に言い聞かせてパッケージを掴んでレジへ。
……買ってよかった。紛うことなきセガゲー。久々にエンディングを見るまでゲームをやりましたよ!

  • 主人公は「伝説のヤクザ」(ムショ帰り)。
  • 最初のミッションは「取り立てに向かえ!」。
  • 舞台は歌舞伎町をモデルにした架空の歓楽街。立ち入り可能な施設は、コンビニ、牛丼屋、ハンバーガーショップ、ゲーセン、パチスロ、質屋、ドンキホーテ(実名で登場)、キャバクラ、ソープランドなど。
  • 街のゴロツキやヤクザに因縁をつけられてはバトル。
  • バトルは装備によって難易度がかなり変わる。なので、アクションが苦手でも何とかなるし、逆に装備を使わなければ、シビアなバトルを楽しめる。
  • そこらへんにあるオブジェクトを武器として使用可能。電飾看板、ビール瓶、鉄パイプ、ゴミ箱などなど。
  • ヒートアクションという過激な攻撃あり。倒れた相手の頭を踏みつけたり、壁に叩きつけたり、たき火してるドラム缶に押しつけたり。
  • 物語の鍵を握る少女(10歳未満)が登場。なぜか好感度パラメータがあり。
    • 好感度をあげるためには、少女の「おねだり」に応じる必要がある。最初こそプリクラを撮りたいだの、アイスを買ってくれだのといったささやかな「おねだり」だが、次第にエスカレート。フランス製香水が欲しいだの、パチスロで3,000枚以上メダルを出せだの、バッティングセンターの「メジャー級コース」で20球すべてホームランを打てだの……。
    • 「おじさん…… ソープってなに?」
    • 「おじさんは行ったことあるの?」
    • 「ウソ 私どんなところか知ってるよ」
  • みんな大好き真島の兄さん。眼帯。刈り上げ。関西弁。サディスト。
    • 「あまいなぁ〜 桐生ちゃん ……アマアマや!」
    • 「イイ音 聞かせろや!」
    • というか、動きが人間離れしてします。なんか残像出てるし。たぶんバトルでの最初の壁。
  • 馳星周監修。シナリオライターの書いたシナリオにダメだしする役目だったらしい。
    • まあ、シナリオはわりとどうでもいい感じ。「味方を庇って死ぬ」というパターンが多すぎ。
    • というか、すでにあちこちで指摘されているとおり、主人公が敵にとどめを刺していれば死者はもっと減っていたはずだよね。
  • 当然、CEROのレーティングは18歳以上対象。