2003-06-11から1日間の記事一覧

舞城王太郎の著作

左から『煙か土か食い物』『暗闇の中で子供』『世界は密室でできている。』『九十九十九』『熊の場所』『阿修羅ガール』

意図の説明(付記2)

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この文章を書くにあたっていろいろと考えているうちに、伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』でのレイプの扱いを性的表現のあらわれであると読んでしまうのは、書き手の問題というよりも、読み手である私こそが「レイプ神話」の支配下にあるということの証拠で…

意図の説明(付記1)

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松浦理英子「嘲笑せよ、強姦者は女を侮辱できない」に関連して、以下の論文が興味深かった。 松浦理英子「嘲笑せよ、強姦者は女を侮辱できない」をめぐって http://homepage1.nifty.com/yukkunnnnn/study.1.htm

意図の説明(その2)

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いったん、伊坂幸太郎の作品に話を戻します。私が伊坂作品を読んだ順番は『ラッシュライフ』→『陽気なギャングが地球を回す』→『重力ピエロ』→『オーデュボンの祈り』(まだ読み終えていない)で、このなかでも特に『重力ピエロ』はレイプによる被害が物語の…

意図の説明(その1)

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さて、うまく書けるかどうか心許ないですが、上記の件にかんして説明を試みてみます。 まず、私が北村薫作品におけるレイプの扱い方にかんして書くのはこれが初めてではありません。親サイトであるheliotropism開設からまもなく、今から3年半以上も前になり…

お詫び

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昨日付けの伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』について書いた短文(http://d.hatena.ne.jp/helioterrorism/20030610#p2)について、くにもも・さくらさん(http://www3.wind.ne.jp/kobashin/cgi-bin/nagaya/nagaya.cgi?room=006)よりご批判をいただきました…