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その4

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いささか消化不良かとも思いますが、今日の記述が、[001]というカテゴリでまとめた話題の最後の発言にするつもりです。 何らかのご批判、リアクションをいただいた場合はその限りではありませんが、基本的に、私からの発言は以上になります。 今後、「小説に…

その3

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後者について。 そもそもの発端である2003年6月10日の発言が不適当であることから、それに続く発言も適当ではない、と判断されるかもしれませんが、できれば、こちらは前者とは切り離して考えていただければ、と思っています。 今回、一連の記述の中心となっ…

その2

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まず、前者について。 こちらについては、何の根拠もない、その場の思いつきによって書かれた文章であることを認め、撤回させていただきます。 以下、その理由です。 そもそも、この批判的な意図をこめた文章の対象として妥当なのは伊坂幸太郎『重力ピエロ』…

その1

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たいへん勝手ながら、今回の一連の私の発言にかんしては、以下の2つを分けて考えていただければ、と思います。 これは、こちらの一方的なお願いにすぎません。 そもそもの発端となった2003年6月10日の発言→http://d.hatena.ne.jp/helioterrorism/20030610#p1…

当サイトにかんするご注意

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小見出しにある[001]というカテゴリ、また〈北村薫『ISBN:4062735636』(書名はリンク先)〉という表記方法の意味がわからない方は、この文章を最後までお読みになったうえで、 http://d.hatena.ne.jp/helioterrorism/20030616 にある文章をお読みください。…

現状報告

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現在、手元に『ISBN:4062735636』(書名はリンク先)以外の作品がないので、初期2作品の再読は週末以降になります。申し訳ありません。

北村薫『ISBN:4061822152』(書名はリンク先)

再読しました。 率直にいって、たいへんおもしろかったんですが、個人的にはやはりこの物語には違和感というか居心地の悪さを覚えます。 しかし、物語は作者ですら、自由に形を変えられるものではないのです。全て、必然から生まれるといっていいでしょう。 …

「トラウマ小説」と「レイプ小説」

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そもそもの(私の発言の)混乱の原因は、この両者(仮に上のように名づけますが)をわけて考えなかったことにあるような気がしています。

北村薫の作品

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近いうちに再読するつもりです。 これはつまり、先日、私が北村薫の名前を出した根拠というのが、印象批評以上のものではなかったということの証拠でもあります(というか、正確には3年以上も前の自分の感想を根拠としている)。 ただ、発言の撤回をするとし…

今後の課題(あるいはさらなる混乱)

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〈あからさまな「ポルノ」ではないにもかかわらず、それどころか、レイプに対する批判を意図して書かれながらも、結果的に「レイプ神話」を補強してしまうような「レイプ小説」ともいうべき作品を作家たちが無意識に生み出し続けているのではないか〉という…

単独カテゴリ

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一連の「小説におけるレイプ表現について」の話題に単独のカテゴリを設けました。 http://d.hatena.ne.jp/helioterrorism/searchdiary?word=%2a%5b001%5d 見出しの[001]と書かれている部分をクリックすると、関連した記述が日付けの新しいものから順番に表示…

ひと休み

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一連の話題について、自分でも混乱しているので、ちょっと問題を整理してみようと思ったんですが、最近、まじめに文章を書くのをさぼっていたせいか、早々に燃料ぎれっぽいので今日はお休みします。 画像もありません。

「トラウマという免罪符」

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「ごくたま昨日日記」の6/12付で、昨日、私が書いた文章に対してリアクションをいただきました。 http://www.diana.dti.ne.jp/~shaka/diary/200306b.html#12_t2 以下の文章は、shakaさんに対する返答のような、単なる独り言のような、どちらともつかない曖昧…

意図の説明(付記2)

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この文章を書くにあたっていろいろと考えているうちに、伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』でのレイプの扱いを性的表現のあらわれであると読んでしまうのは、書き手の問題というよりも、読み手である私こそが「レイプ神話」の支配下にあるということの証拠で…

意図の説明(付記1)

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松浦理英子「嘲笑せよ、強姦者は女を侮辱できない」に関連して、以下の論文が興味深かった。 松浦理英子「嘲笑せよ、強姦者は女を侮辱できない」をめぐって http://homepage1.nifty.com/yukkunnnnn/study.1.htm

意図の説明(その2)

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いったん、伊坂幸太郎の作品に話を戻します。私が伊坂作品を読んだ順番は『ラッシュライフ』→『陽気なギャングが地球を回す』→『重力ピエロ』→『オーデュボンの祈り』(まだ読み終えていない)で、このなかでも特に『重力ピエロ』はレイプによる被害が物語の…

意図の説明(その1)

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さて、うまく書けるかどうか心許ないですが、上記の件にかんして説明を試みてみます。 まず、私が北村薫作品におけるレイプの扱い方にかんして書くのはこれが初めてではありません。親サイトであるheliotropism開設からまもなく、今から3年半以上も前になり…

お詫び

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昨日付けの伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』について書いた短文(http://d.hatena.ne.jp/helioterrorism/20030610#p2)について、くにもも・さくらさん(http://www3.wind.ne.jp/kobashin/cgi-bin/nagaya/nagaya.cgi?room=006)よりご批判をいただきました…

伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』

伊坂幸太郎の作品に出てくる性描写って、なんでレイプばっかりなんだろう? まあ、伊坂幸太郎に限らず、セックスは書かないわりに、レイプは(直接的にではないにしろ物語の構成要素として)書く、という作家は結構多い気がする(例えば、北村薫とか)。 上…