2004-04-09から1日間の記事一覧

高橋源一郎『ジョン・レノン対火星人』その3

この作品にはたくさんの固有名詞が登場する。基本的には、その固有名詞にかんする知識がなくても楽しめるつくりにはなっているんだけど、多少なりとも元ネタを知っていればまた違った楽しみ方ができることも確か。そんなわけで、作中に登場する固有名詞のリ…

高橋源一郎『ジョン・レノン対火星人』その2

解説は内田樹。私が好きな『ジョン・レノン対火星人』とは違う小説について語っているような印象。わりと捉えどころのない小説だから、はっきりとした読み方のアウトラインを提示する解説が要求されたのかもしれないけど、どちらかといえば作品のおもしろさ…

余談ですが

写真左側に写っている新潮文庫版のカバーは見るたびにひどいデザインだなぁと思う。

高橋源一郎『ジョン・レノン対火星人』

講談社文芸文庫版を購入。そして、また読んでしまった。 『すばらしい日本の戦争』というタイトルで『さようなら、ギャングたち』に先立って書かれた「幻のデビュー作」。角川書店の「野生時代」掲載され、単行本の刊行も同社から。その後、新潮文庫に収録さ…