青山景・漫画/舞城王太郎・原作「ピコーン!」(「IKKI」8月号別冊付録)

ようやく読んだ。
エロ多めだと勝手に思っていたんだけど、意外とそうでもなかった。結末に直結してるんだから、ここはもっと気合いを入れて描かないといかんだろ〜、と思った。
あと、小説の文章をそのまま絵の背景にだーっと書くのはちょっと手抜きだと思う。特にP.100〜101にある長い「ネタ」は、そのあとのコマが「ネタ」の全文を読んでいることが前提のつくりになっているけど、一般的にああいうのって一字一句余さず読むものなんでしょうか。私は絶対に読みません。
それはともかく、こうして漫画になって、そのまま登場人物のモノローグや台詞として小説の文章が使われていると、「口語的」といわれる舞城王太郎の文体も、やはり「小説の文章」なのだということがよくわかった。