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昨日のこと。書店のレジで会計を済ませ、購入した本を受け取ったところで、私の後ろに並んでいた坊主頭の中学生くらいの男の子が山田悠介の本を3冊まとめてレジに差し出すのを見て思わず息を飲んだ。あー。
あなたまにあ作者: 小川勝己出版社/メーカー: 実業之日本社発売日: 2004/10メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (13件) を見るgift作者: 古川日出男出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/10/26メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含…
みんな元気。作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/10/28メディア: 単行本 クリック: 35回この商品を含むブログ (198件) を見る購入。 「新潮」に掲載された「みんな元気。」「我が家のトトロ」「矢を止める五羽の梔鳥」「スクールアタック…
熱帯作者: 佐藤哲也出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/08/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 17回この商品を含むブログ (52件) を見るようやく読みはじめた。うわあ、相変わらず叙情に流れず叙事に徹する語り口が素晴らしい。馬鹿馬鹿しくて最高!…
新・それでも作家になりたい人のためのブックガイド作者: スガ秀実,渡部直己出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2004/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 30回この商品を含むブログ (40件) を見るひととおり読了。 〈ブックガイド篇〉は、タイトル、書き…
購入。 10年前に読んだ旧版(ISBN:4872331435)にはわりと愚直に影響を受けたという自覚があるので、とりあえず新版も手に取ってみた。今回、ミステリ系では舞城王太郎や清涼院流水や桐野夏生や宮部みゆきが俎上にあがっている(旧版ではミステリ系といえる…
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/200410.html#4 11月29日発売。 ところで、このカバーイラストを描いているのは誰? 追記1:id:thebomb:20041021#p1によると片山若子さんという絵描きさんらしい。 http://www.asahi-net.or.jp/~rc4w-ktym/ 追記2:新潮…
舞城王太郎の掌編とイラストが掲載されているので買った。買いましたとも。レジに誰もいなかったので、本を手に持ったまま「すみませーん」と店の奥で本の整理をしている店員さんを呼んだ。オチは特にない。
170ページまで読んだ時点で中断してしまっているんですが、そこまでで予想される仕掛け(○が○○○○)をどこまで引っ張るんだろう、上巻の終わりくらいで明らかになって違う展開になるんだったら、そこそこおもしろくなりそうだけど、最後のほうまで引っ張るん…
編集長:本当はあのスティーブ・ジョブズ(注・アップルの総帥、現CEO)にも直接会う約束があったと伺っていましたけれど? 紺野:そうなんです。でも、残念ながら今回は実現できませんでした。例の入院騒ぎ(注・ジョブズ氏は7月に初期のすい臓癌の手術で…
ちょっとずつ読んでいる。ゆるい一人称の語りがおもしろい。 きわめて個人的な話なんですが、今書いている小説で「胸が痛む」という表現を比喩的な心理表現と思わせておいて、実は肉体的に痛かったのでした、という小ネタを使っていたんだけど、この本の中に…
「ユリイカ9月号増刊 西尾維新」 「新潮」10月号 「新潮」は各所で話題の青木淳悟「クレーターのほとりで」を読むために購入。帰宅途中の電車の中で半分くらい読んだんだけど、微妙に好みからずれている感じ。
まったく読んでいない。『暗黒館の殺人』を読み終えるまで他の本は封印! と思っていたんだけど、まだ殺人も起こらない段階でまったく読み進めなくなってしまったので、いったん中断することに。 とりあえず、以下の作品を優先的に読んでいきたい。 佐藤哲也…
http://joker.adam.ne.jp/toranpu/votec/votec.cgi 読み終えたら投票してみようかな。
購入。 装幀 間村俊一 装画 建石修志 序文 鶴見俊輔 短編 赤江瀑 有栖川有栖 北森鴻 倉阪鬼一郎 竹本健治 嶽本野ばら 津原泰水 皆川博子 森真沙子 中井英夫 エッセイ 恩田陸 笠井潔 菊地秀行 北村薫 長野まゆみ 三浦しをん 山田正紀 後書きにかえて/年譜 本…
買った。 この機会に白状すると、私が「新本格」を読みはじめたのはかなり遅くて、『時計館の殺人』が最初だったりする。
結局、読み終えた。後半はおもしろかったし、そのおもしろさのために必要なのもわかるけど、前半が退屈なんだよなぁ。 (特に前半は)情報が伝聞ばかりなので、物語の見通しがひどく悪い。というか、ただはぐらかされているだけのように感じてしまう。いや、…
『螢』がわりとおもしろかったので、以前から再読しようと思いつつ果たせていなかった『鴉』を読み直している。でも、なかなか読み進められない。初読のときもあまり印象はよくなくて、再読すればまた違うかも、という期待を抱いていたんだけど、やっぱりあ…
読了。 おお、「新本格」っぽい! しかも、「館もの」。 悲壮感に満ちた物語であるにもかかわらず、どことなく馬鹿馬鹿しい雰囲気が漂っているのが麻耶雄嵩らしい。 割とおさまりのよい作品で、なかなかおもしろかったです。
http://www.sankei.co.jp/news/040830/boo024.htm 「最近、文芸時評やってるそうですけど、純文学雑誌と小説雑誌とは具体的にどういうところがちがうんですか?」「いや、それは思っているよりも簡単なことで、純文学雑誌、とくに若い男性作家の書く小説って…
読了。堪能しました。 例えば生と死。あるいは現実と非現実。それら不連続なはずのものが、津原泰水の作品のなかではなめらかに繋がっている。記号としての境界線は慎重に排除されている。 現実、妄想、回想、幻想……そういった、異なるレベルに属するはずの…
この本のカスタマーレビューに 「役不足」の誤用から発展して「役者不足」などという新しい言葉まで誕生してしまっているらしい。 という一文があるので、もしかしたら「役者不足」という言葉の発生について具体的な言及があるかもしれない。チェックしてみ…
をまったりと読んでいます。 余談ですが、私は津原泰水の作品を読んでいると松浦寿輝の作品を、松浦寿輝の作品を読んでいると津原泰水の作品を、何となく思い出して比較してしまいます。そのうち、両者の作品の類似と差異をじっくりと読み比べてみたいなぁ、…
読了。 森達也の作品(映像、文章問わず)に触れるのはこれが初めて。 とりあえず、森達也の他の作品(まずは『A』と『A2』あたり)と、「下山事件」の関連書に手を伸ばしてみようかという気になっています。
読了。小川勝己らしい細部が満載の作品集。「現代悪女列伝」と帯に書いてありますが、これって「悪女」っていうのかな……。 小川勝己作品の特徴といえば、「下品」だったり「過激」だったりする細部と、自己中心的なちょっと(かなり?)いかれた登場人物を配…
購入。発売されているのをすっかり忘れていた。ファンなのに。 カバーイラストが官能小説みたいですが、実際には、表紙の半分以上の面積を占める帯がかかっていて、カバーとは違う絵になっているので安心です。
http://www.bunshun.co.jp/book_db/html/3/23/11/4163231102.shtml ■内容紹介■ 寂れた島に仮初の棲み処を求めた元大学教師。謎めいた女と暮らし、現とも虚ともつかぬ世界に嵌っていく。幸せも自由も幻なのか…… 1日1章ずつ読んでいる。 昨日は一章の「植物園…
読了。 偽札づくりの過程を異常なくらい詳細に描いたクライム・ノベル。これはむちゃくちゃおもしろかったです。 ただ、ちょっとだけ気になったのは、機械の作動音にかんしてあまり注意を払っている様子がないこと。どれもかなり大きな音がするはずで、深夜…
http://www.bunshun.co.jp/award/akutagawa/ 結局、モブ・ノリオ「介護入門」は事前に読めなかった。舞城王太郎は次回以降に期待。 今から選評を読むのが楽しみ。特に古井由吉が舞城をどう評価したのか(あるいはしなかったのか)が気になる。
http://media.excite.co.jp/book/news/topics/089/ 「こどものもうそう」(http://www.asahi-net.or.jp/~IH9K-YNMT/)より。 相変わらずおもしろい! 大森 いや、あれを書けるのは才能の証明ですよ。今、文芸全体のテーマって『世界の中心で、愛をさけぶ』を…